明治23年創業の能美町中町にある｢津島織物製造 株式会社｣さんは
紙布で壁紙を製造しています。

繊維業界が元気だった頃には島内にも、同業社が何社かあったそうですが
今では広島県内ではこちらだけで、日本国内では3社のみだそうです。



後方に見える建物は約50年前に鹿川小学校を移築したものを工場として利用されています。

現在3代目の社長にポリシーをうかがったら、
｢企業である前に家業だから、守り続けなければならない。
明治時代に大阪まで営業に行った祖父。
戦前に金属がない頃、木で滑車を作り製造していた父。
そういった先代のオモイを終わらせるわけにはいかない｣
と、とても穏やかに熱く語ってくださいました。