やっと見ることができました｢電照菊｣。
9月～10月下旬の23～3時（10月に入ると4時くらいまで）に
お正月の出荷に合わせるように
菊の開花を遅らせるために電気で照らす栽培方法のことをいいます。

あまりクリアではないですが
後方は広島市西区方面の夜景です。
マリーナホップの観覧車のライトアップも見えるんですよ。

ハウスの中はこんな感じ。
ライトをつけていただく瞬間
（↑通常はつけていただくことはできません）
｢わ～っ｣と思わす声をあげてしまいました。



※本来は個人所有のものですので、許可なくハウス内の撮影はできません。

電照菊を見るまでには
こんなことが起こっていました・・・

ライトがつく時間を知らずに
｢電照菊～♪｣と車を走らせて三吉地区へ向かったのですが
外灯しかついていない。
時期が早かったかな？と思い、帰ろうかなと思っていると
作業を終え、家路につこうとしてらっしゃる｢山本農園｣さんの車を発見！

（ま）｢いつ位から電照されるんですか？｣
と人見知りを知らない性格を活かし、声をかけました。
山本農園さん（以下（や））｢23時からよ｣
（ま）｢あ・・・早すぎたんですね。初めて見るけぇ写真撮ろうと思うてきたんですが、出直してきます。
　　　あとどこから撮ったらええかだけ教えてください｣
（や）｢まぁ、ちょっと待ちんさい。あんたが写真撮りよる間だけ電照しちゃるよ｣
（ま）｢えっ！それって菊に問題はないんですか？｣
（や）｢そりゃぁせわないよ｣（訳：問題ないよ）
（ま）｢そんなエエカメラじゃないんですけど、わがまま言ってすみません。｣
とずぅずぅしい性格を活かし、お言葉に甘えることにさせていただきました。

そんな訳で私一人だけのために電照してくださったんです。
もぉ大感動モンです。
うれしくってあったかくって涙が出そうになりました。

珍しい時間帯に電照したので、
ご近所さんが何かあったんか？と思ってお宅から出て来られました。
そういう光景って町中じゃないことですよね。

｢山本農園｣さんにご挨拶している間にご近所さんは
ご自宅に戻ってらっしゃたんですが、
（ま）｢お騒がせしました｣
と叫ぶと
ご近所さん｢せわないよ｣
と声が聞こえてきました。

電照菊の光はとてもキレイであったかですばらしいです。

ハウスの菊は丹精込めてつくられた大切な商品です。
そして近隣は住宅地です。
もし見に来られる場合は、
秩序を守って静かに鑑賞してくださいね。
お願いします。